静電植毛の機能

耐熱
当社は、暖房機器や高温になる部品等に人体が触れ
火傷を負う問題点を防止する対策として耐熱型の植毛加工をしています。
今までの火傷防止対策の植毛加工品は、５０℃～６０℃の熱がかかり
他の負荷がかかると剥離するという問題点が生じていました。
当社では、上記の問題点に対して耐熱温度９０℃迄
耐熱型植毛加工ができます。主に鉄道車両関係のヒーターのカバーを植毛加工し、
又日本鉄道車両技術協会の鉄道車両用材料燃焼試験で
不燃性の判定結果がでています。

結露
空調システム等の結露対策として、今までは断熱材が使用されていましたが、
ダクトや吹出し口の表面に植毛加工する事で
結露が防げるので断熱材が不要になります。
植毛加工されたダクトや吹出し口を現場施工するだけで
結露防止の対策は、完了します。また、植毛加工をされる事により、
断熱工事がなくなり工期が短縮され、
コストも下がります。更に現場内での
断熱材（グラスウール等）の産業廃棄物が極減します。

植毛加工例

植毛前　羽根

植毛後　羽根

植毛後　ダクト

植毛加工有無の防露試験１：室温２０℃×湿度６０％雰囲気中に植毛加工有無の供試体を放置し、
内部を氷にて冷却（約０℃）、
外部２０℃との温度差による結露状態を調べた。

２：結果

経過時間	植毛加工有	植毛加工無し
３０分	異常無し	水滴つき始める
１時間	異常無し	水滴有り
２時間	異常無し	水滴多くなる
３時間	異常無し	水滴多くなる
４時間	異常無し	水滴の凝集水、流れ始める
８時間	異常無し	水滴の凝集水、かなり流れる
３：考察上記試験結果から、植毛加工有りの試験体では防露性能は、有効だと考えられる。