塗り替え塗料の種類

 

塗り替え塗料の種類
①フッ素塗料を使用した、「フッ素塗装」
価格的に一番高い。一般の住宅で使われることはほとんどありません。②シリコン塗料を使用した、「シリコン塗装」
最近は塗り替えでよく使われています。主流ですが種類が多くあります。③ウレタン塗料を使用した、「ウレタン塗装」
性能がいい塗料が多く発売される中で、
ウレタン塗料はやや古くなりつつある塗料というイメージがありますが、
コスト面で有利です。

④アクリル塗料を使用した、「アクリル塗装」
一昔前は非常に多く使われていましたが、
最近はあまり使用されていません。
結論からいえば、「ウレタン塗料」と「シリコン塗料」が
主流といったところです。

当社では親水性シリコン塗料を主流にしています。

親水性とは下の写真の様に汚れを
雨水と一緒に落としてしまう効果があります。
ウレタンでは5年も経つと水垢や色あせが目立ちますが、
親水性シリコンはそれほど気になりません。

おすすめ
当社お勧め
従来品
従来
塗料メーカーにも、さまざまなメーカーがあります。
シリコン塗料といっても一種類ではありません。
ひとつのメーカーからたくさん出ています。
外壁塗装に使用する塗料
○2液型シリコン塗料
この塗料も水性ではなく、溶剤系シリコン塗料となります。
「硬化剤」と「主剤」の2つの液体からなる塗料ですので、
「溶剤2液」ともいいます。実際の作業ではそれぞれを混ぜ合わせてから、
はじめて使える塗料となって塗装することができます。
外壁の汚れに強い「低汚染性」と「防カビ」「防藻性」を
特徴とした塗料です。性能的には2液ではないふつうの「溶剤系シリコン塗料」よりも
上で長持ちします。その分値段も高くなります。

「溶剤系シリコン塗料」の場合、
価格的にいえば水性塗料のほうが高い塗料もあるといいましたが、
「溶剤系2液型シリコン塗料」の場合はまた話が別で、
値段が高い種類の水性シリコン塗料よりもさらに高くなります。

○水性シリコン弾性塗料

おもにモルタルの外壁に多く使われる塗料です。
モルタル外壁はクラック(ひび)が入りやすい外壁です。
通常の塗料をヒビの多い外壁に塗装した場合どうなるでしょう。
普通塗装(塗膜)というものは硬いです。
やわらかく出来てはいません。

住宅の構造、もしくは地震などで家が揺れ動く現象がおきたとしたら、
外壁にヒビが入ります。

せっかく塗り替えたとしても、
硬い塗膜ならばやはりヒビが入ってしまいます。
そこでこの「弾性塗料」が使われるというわけです。
弾性ですから塗膜はゴムのように収縮性があります。
乾燥して膜になると伸び縮みする性能を発揮して、
ヒビに対応するというものです。
一般の家の場合、塗装は通常3回塗りが多いです。
下塗り~上塗りまですべてに弾性塗料で塗装したほうが良いでしょう。
塗膜が厚くなるので、
ほかの塗料と比べて数量的により多くの塗料を使用します。
弾性塗料はシリコン塗料だけというものではなく、
アクリル塗料やウレタン塗料といった他のグレードの種類にもあります。

○水性シリコン塗料
サイディングやモルタルの外壁によく使用されます。
水性塗料のなかでもピンからキリまであります。
カビや藻の発生を防止するために、防カビ剤が加えられています。
外壁のクラック (ひび)に対しては、
弾性塗料ではないのと仕上がりの厚みなどがないので適していませんが、
弾性に比べると比較的汚れに強いようです。

○溶剤シリコン塗料
水性とちがいシンナーで希釈して使用するのが「溶剤系塗料」です。
油性塗料といわれることもあります。

一般に言われるのが水性塗料よりも溶剤系塗料のほうが
長持ちするという点です。

確かに昔はそうだったようで、今も普通に塗料をピックアップする場合は、
溶剤系の塗料が長持ちするという認識が多くあるようです。
でも値段を無視することが出来るとしたら、例外もあります。
実際には何年経過したあとで、それぞれを見比べたわけではありませんが、
価格のちがいで質が左右されるというならば、
溶剤系シリコン塗料より水性シリコン塗料のほうが高い塗料もあります。
おそらく長持ちもするでしょう。
ただし実際の塗装工事では、
料金的にもピンからキリまでいろいろな種類のものがあるように、
ある程度工事費用を考慮して塗料のグレードを決めざる得ません。

そういう条件の中でやはり長持ちさせるためには、
溶剤系の塗料が選択されるというわけです。

屋根塗装に使用する塗料
○溶剤シリコン塗料 (当社のお勧め)
多くの現場で使われています。
水性屋根塗料とちがい高性能です。
光沢性が高く均一に仕上がります。
また、耐候性・耐久性が高いのも特徴です。○水性シリコン塗料
一昔前は多く使われていましたが、今の主流は溶剤系の塗料です。
屋根の環境は外壁と比べ物になりません。
雨が直接たたきつけるうえに、日光の照射もかなりのものがあります。
外壁は方角によって必ず陰になる部分が出てきますが、
屋根の上はたえず紫外線が降り注いでいます。
夏の屋根の上は靴をはいていても軽いやけどのような感覚で
軽い痛みをともなうぐらいの熱さになることもあります。紫外線は塗装にとって一番悪影響です。
このような理由から、水性の塗料では長持ちしないと言われています。

○2液型シリコン塗料
溶剤シリコン塗料よりさらに高性能です。
価格も通常の溶剤シリコン塗料とくらべて2倍近くします。

○遮熱塗料
最近では、省エネ温暖化という環境の配慮で、
室内が外気温よりも数度低くなるという遮熱塗料も出始めています。
メーカーのデータでいえば屋根の表面上は
15度前後の温度低下が認められるということなので、
温暖化には貢献しているようです。
でも室内の温度の話になると、具体的にはわかりませんが、
やはり下がってもほんの数度というところでしょうか。
熱は屋根だけではなく外壁からも入ってくるからです。
窓にも遮光シートを貼り効果を高めて下さい。

木部塗装・鉄部塗装に使用する塗料
コストを抑えるために、外壁は「シリコン塗料」で塗装をしても、
それ以外の「木部」や「鉄部」には、
シリコン塗料で塗装しない場合があります。ただでさえ「木部」や「鉄部」は、
あきらかにサイディングやモルタルの外壁よりも痛みやすい素材です。そこでランクを下げた「ウレタン塗料」などで塗装をしてしまうと、
先に痛みが来てしまう可能性が高くなりますので、
コスト優先か、品質か確認したほうがいいでしょう。
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